こんにちは。
出かける前には忘れ物が無いか、指さし確認したPoco a pocoです。
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
小4の娘、頑張って夏季講習に行っております。
娘、通分で引っかかる!!
今、分数や少数の計算に入ったみたいなのですが、先日、見事に、分数の計算で頭がこんがらがっていました。
掛け算や割り算は、分母が違っていても問題ないし、約分をしてから計算した方が良いけど、足し算や引き算は、まず、通分をしなければいけないのが、あまり、ピン!ときていなかったらしく・・・
私 「最小公倍数は分かる?」
娘 「うん」
私 「足し算と引き算の時には、分母の最小公倍数に通分するんだよ」
娘 「この二つの分母、両方3で割れるから・・・」
私 「うんうん・・・」
娘 「3で割って・・・分母は・・・」
私 「3で割っちゃダメなのよ・・・orz」
娘 「???」
私 「じゃあ、これ、知ってる?二つの分母並べて、割り算のひっ算の逆の記号を書くやつ」
娘 「???」
やっぱり知らないのね・・・
皆様はご存知でしょうか?
ちなみに、割り算のひっ算の逆の記号を書くやつって何だっけ?と思った方は、是非、「素因数分解」でググって、画像を見てください。知っている方も知らない方もいらっしゃると思います。そして、若い方の方が、残念ながら、見たことの無い方が多いと思われます・・・
20年近く前、ゆとり教育の時代の中学生の塾の講師をしていました。中1に、分数が入った1次方程式を教えたときに、割り算のひっ算の逆の記号を書くやつは当然知っているだろうと説明をしていると、知っている子は半数以下・・・ゆとり教育で、教えなければいけないものから落ちちゃったらしいのです。
なんてこったい!!
そんなの知らなくても、全然困らないよっておっしゃる方も多いかと思いますが、私は今でもしょっちゅう使いますよ?編込み模様のデザインには、最小公倍数、めっちゃ重要です!!
例えば、編込みのマフラーの場合、マフラーの目数は、それぞれの模様の目数の最大公倍数の倍数にしなければいけないのです!!
でも、まあ、きっと教育学の世界の偉い先生が、割り算のひっ算の逆の記号を書くやつは、どっちかというと要らない知識だ、と判断したんでしょうねえ・・・
話は戻ります
娘 「最小公倍数の意味は分かるけど、このへんてこな筆算で最小公倍数が出てくる意味が分からない!」
私 「うむ~~じゃあ、素因数分解って言葉、聞いたことある?」
娘 「ない!!」
私 「最小公倍数っていうのは、素因数分解ってのをやると分かるのよ。素因数っていうのはね・・・(省略)・・・な数の事なの。それで、最小公倍数を求めるときには、共通する素因数は・・・(省略)・・・例えば、48と54の最小公倍数を考えるときにはね・・・(以下略)・・・」
娘 「ふむふむ・・・」
私 「でね、それを簡単に出せるのが、割り算のひっ算の逆の記号を書くやつなのよ!ほら、一回、自分でやってごらん?」
娘 「意味、分かった!!」
ってことで、何とかご理解いただけました(笑)
割り算のひっ算の逆の記号を書くやつは、簡単に計算できるってだけではなく、素因数分解のイメージも付きやすくて、すごくいいと思うんですけどねえ・・・
そこで、ハンドメイド作家が考えたこと
そして、私は、ふっと、去年、ミシンボランティアで、5年生の家庭科の授業をお手伝いしたことを思い出しました。
ミシンボランティアって言っても、ミシンはそれほど教えませんでした。ミシンの前に、児童たち、しつけ縫いができないのです。ぐし縫いを、布の表から裏から、一目づつやっている子が多くて・・・日が暮れるわ・・・
できないことに対して非難する気持ちは生まれませんでした。
そうじゃなくて、今の子供たちには、ほかに楽しいことがたくさんあるから、縫い物や編み物をすること自体が無くなっているんだろうなあ・・・ってことを漠然と考えていました。
時代とともに、子供に与えられるものがすごく変化していっているのですね。学習の内容だけじゃなく、生活を取り巻くもの全てが。
そういえば、私が子供の頃って、綺麗な千代紙とか、小さくなっていても、すごく大切に、お菓子の缶か何かに入れて、貯めていたりしましたが、今は、そんなのも、100均でいつでも買えますものね・・・
手芸の材料にしてもそうでした。お人形やその洋服は、小さくなって着なくなった洋服を利用していましたし、編み物も、母のあまりの毛糸を使うところから始めていました。
その時代に戻るべきだ!とは思いません。
でも、そういう貴重な感じが子供心に良かったのかもしれないなぁ・・・とは思います。
ハンドメイドの魅力って??
今、何でも安い既製品が手に入りやすい時代、
ハンドメイド、
それも、昔ながらの「編み物」の魅力って何でしょうね?
娘は、何か少し編みだす(といっても、指編みか鍵針編みです)と、「楽しい~!」夢中になっています。だから、子供でも、大人でも、「作る楽しさ」は、時代を超えて存在すると思います。
ただ、その楽しさに触れることができるチャンスは、きっと、昔より少ないのでしょうね。
では、私が作っているような「編み物作品」はどうでしょうか?
手編みのものを手に取りたいと、日々の生活の中で使いたいと、そう思っていただけるのでしょうか?
一目一目、心を込めて編んでいる作品たちのやさしさや暖かさを、皆様にお伝えできれば、こんなに嬉しいことはないのですが・・・
これは、これからも考え続けていくことになるのでしょうね。
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