2018年6月25日月曜日

日本水彩展を観てハンドメイド作家が考えたこと


埼玉、カラッと晴れましたね!Poco a pocoです。
今日は、夕方、編み上がったオーダーの帽子を納品に行きます!



実は、2つ編みました!これについては、また、後日、別エントリで(*^_^*)


またしても「ハンドメイド作家が考えたこと」シリーズです。

先日のエントリ「日本水彩展に行ってきました!!」 (別ウィンドウで開きます) から、数日経ちました。少し、興奮も収まりましたので、「日本水彩展を観てハンドメイド作家が考えたこと」をまとめてみたいと思います。



凄く単純な部分では、
「構図」「色の分布」「光」の効果

当たり前ですが、絵画は四角形の平面です。だから、編み物とはちょっと違う?と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
色の分布や色が占める面積の割合はもちろん重要で、それで、作品全体のイメージが大きく変わるのはもちろんですが、隣合う色の組み合わせによって、色の映え方が全く違う!当たり前の事ですが、再確認しました。
光の効果・・・編み物と直接につながるのは、透け感のあるなしですよね。それだけではなく、模様編みの凹凸も「光の効果」なんだなあ・・・と改めて気が付きました。これからは、もっと「光」を意識してみます♪ 

それに、これらの要素は、作品の写真を撮るためには、重要なポイントだなあ・・・と思いました。
いや、作品写真にとって、「構図」「色の分布」「光」の効果が大切なことは、知っていましたけれども!!
「分かるとできるは違うのよ…」 (別ウィンドウで開きます) ですね(^^;

見せたいものをはっきり見せるためには、背景とのコントラストが重要!!それをしっかり狙っている絵画をたくさん拝見することが出来ました。

そして、ずっと前、小物作品の撮影背景用のグッズを作ろう!などと妄想していたことも思い出しました。
さて、どうやって作ろうか?カルトナージュのテクニックが使えるのでは??などと、いろいろ考えてはいましたが、まだ、実現には至らず・・・
これについては、隙を見て、作成にチャレンジしてみたいと思っています。



作品の表現については・・・

たしかに編み物で絵画的な表現って難しいと思います。「使える色=糸の色」ですしね。
(そこで染色・・・とか思っちゃうと・・・思っちゃうと・・・)(そこまで手を出してはいけない・・・)(最近、こればっかり・・・ 笑)

川の流れや水しぶきや陽の光のように、止まらない時間を切り取るような、
部屋の片隅の道具やお人形のように、ずっと止まった時間を感じさせるような、
そんな表現も、難しいと思います。

大きなタペストリーとかなら、絵画的な表現もできるかもしれませんが、今、私が作りたいものとは少し違うような気もします。

でも、
想いを込める
っていう部分では、とても勉強になりました。


そして、こうやって考えたからこそ見つかった
ハンドメイドだから、
編み物だから、
表現したいことも沢山あることに気が付きました。


例えば・・・

私の大好きな七字先生の草木染シルクモヘアを外で編んでいる時に感じる糸の生命力とか、

1本の糸では感じられない、編んで平面や立体にしたときの糸の艶感や糸の空気感とか

複数の色を組み合わせた時の華やかさ とか

特定の2色で幾何学模様を編んだ時に、何故か生まれる「和」のテイストとか
(いろいろ組み合わせて、これが見つかった時には、本当に嬉しいのです!)

絵画とは全く異なる視点ですが、こんなことを表現できる作品が編めたらいいなあ♪


そして・・・

わたしは、「著作権」というものについて考えるときに、ハンドメイド作品は、「思想や感情を表現している」ものなのか?「美術的に鑑賞される」ものなのか?と、いうことについて考えてきました。

そして、今回、「思想や感情を表現」し、「鑑賞される」ために作成される絵画を、本当に洪水のように見て感じました。

委託作家、イベント作家である私が作品を作るときには、
逆に、 「実用物」であることの誇り みたいなものもあるんだなあ!と。

これからも、

作品を手に取ってくださる方の
身に着けてくれる方の
使ってくれる方の
楽しい気持ちや嬉しい気持ちに

想いを馳せて、作品を作っていきたいと思います(*^_^*)



素敵な絵をたくさん拝見して、ハンドメイド作家である私は、そこからだんだん飛躍して、こんなことを考えたりいたしました。

 
 
 
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委託先:手作り雑貨委託販売*achro



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