2018年6月5日火曜日

「ハツカネズミと人間 」を読んでハンドメイド作家が考えたこと

 
 
こんにちは
 
「・・・考えたこと」
というエントリーばっかりで、
まるで、考え深い人の様な
(もちろん、そんなことはありません 汗)
Poco a pocoです
 
昨日
を書いて、ふっと、思い出したので、
今日は、
ジョン・スタインベックの
「ハツカネズミと人間」
を読んだ時に考えたことについて
書こうかと思っています
(読んだのは、何か月か前なのですが・・・)
 
「悲劇の物語」と書いてあります。
 
そのラストは、たしかに悲劇なのですが、
私は、上手く言えませんが、
単純に悲劇と言えないというか、
悲しいだけじゃなくて、
少し、救いもあるような気がして、
いや、まったく、救いなんてないようなラストなんですが・・・
 
ただ、この物語の中で、
この時、こんなことが起こらなくても、
いつか、彼らには、間違いなく、
同じことが起こっていたような気がしたのです。
 
いつか、結局、
同じラストになるような気がして、
そのラストから逃れられないことに対して、
 
その運命を受け入れるしかない諦め
・・・とか、
受け入れるしかないなら、
これが一番良かったのかも
・・・とか、
はっきり目に見えるものではない、
押し隠した怒り
・・・とか、
 
「ああ、この物語は、
全て、このラストのために
積み上げられた物語なんだなぁ」
 
そう思いました。
 
私は、もちろん、プロの物書きではないので、
あまり良く分かりませんが、
ラストのシーンが最初にあって、
そこに向かって、物語が書き進められる
そんなことがあるのかな?
なんてことを、ぼんやり考えました。
 
 
そういえば、
小説家さんかな?漫画家さんかな?
忘れたのですが、
インタビューか何かで、
「キャラクターが決まったら、
あとは、キャラクターの人格が、
物語を進めてくれる」
とおっしゃってた記憶があります。
 
先日、横浜に、
与勇輝さんの人形展を見に行ったのですが、
与勇輝さんも、人形を作っていく過程で、
人形に人格が生まれる
とおっしゃっているそうです。
 
そこで、考えてみました。
 
ハンドメイド作品は、どうなんだろう??
(やっとハンドメイドにつながりました・・・)
(話が長くてごめんなさい・・・)
 
最初にラスト(出来上がり)を
デザインするか?
 
作りながら、
キャラクターが発生するか?
 
それ以外なのか?

 
私の場合は、いろいろあります。
 
基本的に、レジン作品は、
最初から、ラストの出来上がりが頭の中にあります。
 
 
 
 
カリキュマクロスレースや、テネリフレースも、
最初にデザインします
 
 
こういうのも、最初にデザインしますね
 
 
 
私が細糸編み込みを始めたきっかけ、
「北への憧れ」は、
「北」のイメージを表現するための
「ラベンダー」「ミント」「ウィンター」三部作
初めてだったし、しっかりデザインしましたね
 
 
編込みでも、文字や猫が入ると、
最初にデザインして編み図を書きます
(手書きでしたがw)
 
 
 
 
「和」というテーマがあった時も、
「これを作ろう!」が先にあって、
糸や布をチョイスしました
 
 それ以外の編込みは、
今は、テーマカラーを決めて、
使う毛糸を並べて、
あとは感じるがまま…
 
 
 
 
キャラクターが物語を作るパターンに近いでしょうか・・・
 
 
で、究極のキャラクターがこれですね!
 
 
 
アトリエヤーン七字先生の草木染シルクモヘアは、
糸を見た瞬間、
アフガンの透かし編みで、
ヘアピンレースの縁取りで、
大きめのストール編みたい!!
と思いました。
 
そして、そのストールを編んでいる時に、
これも編もう!と浮かんだのが
 
ロングストールやベスト

 
 
スピンオフ作品?? (チガウ…)
 
 
編んでいるうちに、
最初に意識していたものと違うものになることもあります。
 
 
木の葉のモチーフは、
完全に後付け
編んでいる途中で、
モチーフ付けよう!と考えました。
と、いうか、ストールに
「木の葉付けて!」
とせがまれた感じ(笑)
 
 
で、最近、ずっとブログに出ている
愛しい愛しいストール
 
 写真は先日のものですが、只今、148段目…
 
このストールも、
糸を見て、
編み方を考えた、
「キャラクター」型なのですが、
 
 今になって、
「エジング付けて!
出来たら、
ビーズか天然石もお願い!!」
とせがまれています(苦笑)
 
いつ編み終わるのでしょうか・・・orz
 
 
 
最初にデザインするのも、
キャラクターが独り立ちするのも、
それぞれに、
楽しく制作していますが、
そんなことを考えて、
自分の作品を振り返ったのは、
これが初めてでした!!

他の編み物作家さんや、
他の手芸の作家さんは、
どうなんでしょう?

いつか、
聞いてみることができたら…いいなあ…
 
  
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