編み物屋Poco a poco: なんで「パクリ」はいけないか、ハンドメイド作家が考えたこと＆オカンが子供に伝えること

こんにちは。
今日も紋蔵庵のお当番＆もちろん和菓子を買ってきたPoco a pocoです。

只今、紋蔵庵さんとアクロさんで、Poco a pocoの編んだストール、
かっこよくディスプレイされています(#^.^#)

お洋服があって、バッグがあって、そして、ストール！
他の作家さんの作品と合わせてディスプレイされるのは、いつもとても嬉しいです！

着用した時のイメージがわきますよね～♪
どうぞ、お手に取りにいらしてくださいませ(#^.^#)

先日のレクチャー

（アクロさんのブログ　第18回ふじみ野ハンドメイドのおしごと～素敵な出逢いがありますように～　2/26(火) レクチャー＆お茶会　無事に終了しました）
にて、
私は、手作りと諸権利に関するレクチャーを担当させていただきました。

そのとき、“どうして「フリーライド」はいけないの？”というお話をさせていただいたのですが、
今日は、その時、思い出したお話をさせていただきます。

小学校のインターネット教育で

うちの娘さんの小学校で、2学期に、ｅ-ネットキャラバン（多分、外部講師）といって、インターネット等の利用について子供たちに教えようという特別授業があったようです。
そこで、「著作権って、知っている人いますか？」と言われ、手を挙げた娘さん。

「何処で聞いたの？」と言われ、「お母さんが、特許のお仕事しているから、インターネットを見るときの注意をいろいろ聞きます。説明して、と言われたら、ちょっと自信ないけど、大体は理解できていると思います。」と答えたそうです。

残念ですが・・・

ちゃんと確認したわけではありませんが、彼女の話からすると、残念ながら、手を挙げたのは、ごく少数か、もしかしたら、娘さん一人だったようです。
本当に残念ですね・・・orz

残念すぎたので、今日のエントリを書いています。

著作権って難しい？

かもしれません。
でも、ハンドメイド作家として、特許技術者として、オカンとして、子供が分かるレベルで子供に伝えたいことは大きく２つです。

人のふんどしで相撲を取ってはいけない！

所謂「フリーライド」はダメ！ってことです。
誰かが努力して生み出したものを、横から掠め取る、真似して楽して儲ける、
小さい子供でも、悪いことだって、分かります。

自分の好きなものには、ちゃんとお金を払わなくてはいけない！

「例えば、あなたの好きなアニメの〇〇、作っている人は、どこからお金をもらってるの？
テレビアニメだと、CMのスポンサーだよね。
例えば、あなたが好きなキャラクター××の可愛いグッズ、作っている人は、どこからお金を貰っているの？
それを買った、あなただよね。
じゃあ、公式でなくインターネットにアップされたアニメをあなたが見たり、誰かが真似っこして作った偽グッズをあなたが買ったら（または、もらったら）、あなたはお金を得するかもしれないけど、本物を作っている人は、ご飯食べられないよね？ヤル気失くすよね？だから、もう、楽しいアニメも、可愛いキャラクターも、作らなくなっちゃうよね。。。
それで本当に困るのは誰かな？」

私は、そう、娘に教えています。

著作権法や不正競争防止法の根本って

子供に分かる言葉で言えば、著作権法や不正競争防止法の根本って、こういうことじゃないかな？と思っています。
この根本が分かっていれば、「ただなら、著作権に抵触しないよね？」という誤解（本当に、こう思っている方のなんと多いことか！！ただでも公に配布してはいけないのです！！）も発生しないと思います。

そして、子供には、その根本が理解できるだけではなく、できれば、「△△権」という言葉が存在するということにも、この機会に、親しんでほしいと思っています

私見ではありますが、このあたりの権利の話って、ウェブと関わる学習としても、もちろん必要ですが、根本的には、「他人を尊重する」という、人権の話に通じるのではないかと思っています（話をデカくしすぎ？）。

なので（でもデカくするｗｗｗ）、学校教育でも、家庭教育でも、「人の権利って、何だろう？」っていう人権教育の隅っこに、ちゃんとこういう話を入れてもらって、たくさんの子供に（できれば大人にも）伝わってほしいなあ…とそう思います。